このイベントはパラデータを時限で公開して、みんなでミックスしてみようという企画です。
昨年に引き続き今年も開催することになりました。今回は昨年よりやや難易度を高く設定し、ドラムの音色作りも含めています。

2015/10/21 優秀作品を選考、発表いたしました。
2015/10/17 パラデータの公開を終了いたしました。
2015/09/25 ルールに追記を行いました。
2015/09/21 不足していたファイルがありましたのでアーカイヴを更新いたしました。申し訳ございません。
2015/09/20 ルールに追記。所謂定期ツイート等の制限と、再投稿について。
2015/09/18 イベント開催、パラデータを公開しました。イベント期間中のみ公開です。

結果発表

 ミックスコンペの優秀作品を発表いたします。
 今回は @Low_WL さん @Godspeed_ViViX さん のお二人のミックスを優秀作品として選考させて頂きました。

総評

 全体的に低域をよく効かせた重たいサウンドと、距離感を意識してかやや遠いドラムサウンドという傾向にある印象でした。多くの方が好む低域の量感と、Readmeにある立体感と奥行きという言葉を両立させようとしてこういった形になったのではないかと思います。

 さらに深く掘り下げてみます。
 全体的な重心は低いもののキックの重心が高く、ベースの重心が低い印象のミックスが多かったです。この状況は、両者の重心が近いためにキックとベースが分離せず一体化してしまい、キックのアタックが明瞭でない(あるいは低域が飽和しているためにアタックが埋もれて聴こえてしまう)印象を与えてしまいます。

 その点、@Low_WLさんと@Godspeed_ViViXさんのミックスははっきりとベースとキックの居場所を差別化できており、ベースが鳴っている時でもキックのボトムの存在感をしっかりと感じ取ることができました。

 また、全体的な傾向とは逆に、低域をばっさりと切って、低い位置に広く間を取ったミックスもいくつか見受けられました。
 こういった傾向のミックスは確かにドラムのアタックを明瞭に聴かせることができ、またリバーブ等もきれいに響くのですが、全体の音量感が乏しい印象を受けてしまいます。

 他には、@Low_WLさんのミックスは左右の広がりがとても綺麗で、サビとなるセクションで視界が開けるような印象を受けました。この効果は曲の狙い通りでとても効果的、好印象です。
 中央に配置するキック、ベース、スネア、主旋律の4つの楽器が、きれいに重心=居場所を分けつつバランス良く鳴っていたのもポイントです。

 @Godspeed_ViViXさんのミックスは低域の量感も維持しつつ、中域のバランスが良くスネアの余韻がとても素直に響いていたのが好印象でした。今回のような楽曲で低域の量感を出そうとするとドラムや主旋律の余韻は消えてしまいやすく、その分をリバーブ感で補ってしまいがちなのですが、このミックスは減衰音がとても綺麗で、自然な響き方をしていたと思います。

主催から見たこの曲のポイント

  • 全体的にコンプやリミッター等で潰してしまわず、ビートの立ったサウンド
    ビートの立ったサウンド、というのはコンプやリミッターでアタックの頭を叩いてしまわないことがポイントですが、ただ録り音に忠実なだけでは今回のような編成ではアタック感を明瞭に聴かせるのは難しいと思います。
    「アタックを開けて送りコンプする」「トランジェントデザイナーを使用する」等、アタックを強調するプロセスも必要になると思います。
  • 低域はタイトに、キックのアタックが明確に見える
    キックとベースの重心の位置をはっきり分けるのがポイントです。
  • 中域はよく分離し、立体感と奥行きを感じられる
    立体感を出すには、「遠い音」だけでなく「近い音」も同居させることを意識しましょう。ドラムのオンマイク等のアタックを強調することで、近い位置に音を配置することができます。
    また、ベースや主旋律の中域は「遠い音」を埋もれさせてしまいやすいです。立体感を出すにはある程度このあたりをカットすることも重要かと。
  • その他の部分
    今回のような構成では、各パートの役割はセクション毎に大きく変化します。プロセスもその役割に応じて変化する必要があり、オートメーション等で細かく調整するのはほぼ必須です。楽曲を平坦にするためではなく、役割に応じて居場所を変化させるという意識で音を動かしていくといいと思います。

ルール

  • まずパラデータの扱いについて。
    基本的に私的な範囲での利用、もしくはこのイベントへの参加にのみ使用可です。
    以下のルールを厳守し、他の用途には使用しないで下さい。
  • 出来上がったミックスはマスタリングせずにSoundCloudに投稿して下さい。
    バウンス前にピークレベルを確認し、数dBの余裕があることを確認して下さい。マスターにはEQやリミッターを挟まないで下さい。
    フォーマットは24bit/44.1kHzのwavです。また、今回は曲間の調整は不要です。
  • シェア、ダウンロードが可能な状態にし、キャプション等にCROW’SCLAWのクレジットと当イベントへのリンク(http://mixcompe.crowsclaw.info/)も添えて下さい。
    また、タグには cc_mixcompe2015 と入力して下さい。
  • 投稿が完了したら#cc_mixcompe2015のハッシュタグ、@crowsclawへのリプライと共にTwitterへURLを書き込んで下さい。
    リプライやハッシュタグから私が拾いにいきます(手動での更新になりますので、更新まで多少の時間が掛かります)。
  • Twitterでの告知等について追記です。
    このイベントへの参加についての定期的、半自動的な形での宣伝ツイートはお控え頂けますようお願いいたします。なるべく、しつこくならない常識的な範囲に留めて下さい。
  • 再投稿についてのルールも追記します。
    あまり頻繁な上げ直しは推奨しませんが、1回程度の再投稿は大丈夫です。新規に投稿する際のフォーマットと同じ形で投稿、告知して下さい。補足でき次第プレイリスト等に追加します。
  • 作業風景の配信等は可です。自由にやって頂いて構いません。
    イベントのハッシュタグ付きで告知して頂けると、検索しやすくて良いかもしれません?
  • 受付時期は日本時間の2015年9月19日から、2014年10月17日(終日)までです。
    期間外の投稿はご遠慮下さい。
  • 2015年9月25日追記:当イベント、或いは楽曲に何らかの悪意のある(或いは、主催がそうと解釈できる)投稿は受理しません。
    また、言うまでもないことではありますがパラデータの公開にあたって著作権を放棄する意図は全くございません。

選考等

  • ReadMeに記述された要望に沿ったミックスになっているかどうか等、主催の主観で優秀作品を選考します。
    選考された作品をミックスされた方には賞品としてChaoscillation Library Hellnian's Rock Drum Vol.1を贈呈いたします。既にお持ちの方へは代替品を贈呈致します。
    Chaoscillation Library Hellnian's Rock Drum Vol.1

課題曲

ReadMe

  • アーカイヴにある素材だけを使用して下さい。
  • 全体的にコンプやリミッター等で潰してしまわず、ビートの立ったサウンドが理想です。
    左右の広がりも欲しいですね。
  • 低域はタイトに、キックのアタックが明確に見えるものが望ましいです。
    中域はよく分離し、立体感と奥行きを感じられると良いです。
  • 4/4拍子で、BPMは144です。

English

  • You can use the data only for participating in this event.
  • Download the raw tracks.
    Ebony Light : Indigo Blue And Black Stout / CROW'SCLAW
    ( user name : mixcompe / password : paeg0024 )
  • MIX IT!! And DO NOT mastering it.
  • Upload it on SoundCloud and check the “Enable app playback”, “Display Embed code” and "“Enable downloads”.
  • Tweet the URL, “#cc_mixcompe2015” and “@crowsclaw”.

Entries : 2015

Entries : 2014